1970年代のユーロ・ドル市場の拡大を眺め、米国でもロンドンのシティのような自由な金融市場を創設する気運が高まり、1981年にニューヨーク・オフショア市場が設立されました。 その際、ロンドン市場とは異なり、非居住者からの預金を海外居住者に貸し出す場合に限って、金利規制や準備率をかけず、また税制上も優遇措置を講じることとされました。 いわゆる内外分離型のオフショア市場です。 このため、各銀行の国内の勘定とは分離する形で、オフショア取引を経理する勘定が設けられました。 つまり、これがIBF(International Banking Facility)です。
IMF(International Monetary Fund)というのは、国際通貨基金のことです。 このIMFは、1944年のブレトン・ウッズ協定に基づいて設立された国際機関です。
同時に設立された「国際復興開発銀行(世界銀行)」は、戦災からの復興や経済開発のための長期資金の融資を主な目的とする金融機関です。 これに対して、IMFは、一時的な国際収支赤字のファイナンスのための資金を加盟国相互間で融通し合うための組織と位置づけています。
□総資金利ざや
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