GABの理由は?
先進国は、経済規模が大きいので、仮に国際収支の赤字等による一時的なIMF借入の必要が生じた場合、その所要額も多額になります。
その結果、IMFの資金に不足が生じるおそれがあるので、GAB(一般借入取り決め)のような取り決めが結ばれたのです。
GABの制度改正
1964年にスイスがこの制度に加盟しました。
さらに、1983年には、途上国の累積債務問題に対処するため、IMFは、GAB参加国以外への貸出に伴う資金不足の場合にも、この取り決めを利用できるように制度が改められました。
ちなみに、GABと平行して、サウジアラビアもIMFとの間に同様の取り決めを結んでいます。 |