BIS規制というのは、バーゼル銀行監督委員会※が制定した、参加国共通の方式による自己資本比率規制のことをいいます。 ※世界の主要国中央銀行・銀行監督当局の集まりです。
BIS規制は、銀行経営の健全性と安定性の維持、および各国銀行間の競争条件の均等化を目的としています。
国際決済銀行(BIS)が委員会の事務局となっているので、通常BIS規制と呼ばれていますが、規制の実施主体はあくまでも各国の銀行監督当局です。
BIS規制では、国際銀行業務を営む金融機関※に対して、1992年末(日本は1993年3月末)までに、リスク・アセット・ベースで自己資本比率を8%以上に高め、それ以降は、その水準を維持するように求めています。 ※海外現地法人あるいは支店を有する金融機関です。
日本では、BIS規制は、1988年7月の「国際銀行業務を営む民間銀行の自己資本比率に対する規制」として定められました。 しかしながら、この規定は、信用リスクについての規制であって、マーケット・リスクについては検討課題とされました。
□信用金庫
□ディーラー □間違ったリスク分散 □マージンコール □複数通貨ペアに分散投資