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名義貸しについて

名義貸しとはどのようなものですか?

名義貸しというのは、自分の名前が表面に出るのは嫌だけれど、株主としての権利は欲しいという人のために名義だけを貸すことをいいます。

なお、この名義のことを「ストリートネーム」といいます。

どのようなケースで名義貸しが使われるのですか?

名義貸しは、税金対策に使われることが多かったようです。

また、自社株保有の変形として行われたこともあるといわれていて、1972年に当時の大蔵省証券局長通達で、株式の名義書き換えにおいて顧客の要請により、証券会社が自社の名義を貸すことは禁止されました。

とはいえ、海外では名義貸し制度は広く行われていることもあり、日本株に投資する海外投資家もほとんど名義貸しを利用しているといわれています。

関連トピック
名義忌避とはどのようなものですか?

名義忌避というのは、配当金はほしいけれど、名義が表面に出ることを避けたい場合に、配当落ちの前にその株を手放して、代わりに信用取引で買うという手法のことをいいます。

この手法によれば、名義が出ないで配当だけを受け取ることができ、配当落ち後現引きすれば、元の状態になります。

なお、3月や9月の配当落ち直前になると、日本証券金融や大阪証券金融の融資残が一時的に増えることがありますが、その原因のひとつは税金逃れのための名義忌避の付け出しが増えるためとされています。

名義忌避の売りとはどのようなものですか?

名義忌避の売りというのは、名義が出るのを避けるために、期末近くに売ってしまうケースのことをいいます。


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