保管振替制度の導入に伴い、証券保管振替機構に預託された株券については、名義は証券保管振替機構になります。 なお、実質的な株主は、実質株主名簿への記載ということになります。
名義書換代理人というのは、株主名簿管理人のことをいいます。
保険つなぎ(売りつなぎ)というのは、保有株の下落による損失を信用売りの利益で補うことをいいます。
名義貸しというのは、自分の名前が表面に出るのは嫌だけれど、株主としての権利は欲しいという人のために名義だけを貸すことをいいます。 なお、この名義のことを「ストリートネーム」といいます。
名義貸しは、税金対策に使われることが多かったようです。 また、自社株保有の変形として行われたこともあるといわれていて、1972年に当時の大蔵省証券局長通達で、株式の名義書き換えにおいて顧客の要請により、証券会社が自社の名義を貸すことは禁止されました。 とはいえ、海外では名義貸し制度は広く行われていることもあり、日本株に投資する海外投資家もほとんど名義貸しを利用しているといわれています。
□株式分割