ロックアップ条項というのは、ベンチャー企業の株式公開で、大株主である経営者やベンチャー・キャピタルなどが株式公開後、一定期間は保有株を売却できないようにする条項のことをいいます。 ちなみに、語源は、施錠や固定を意味する英語の「ロックアップ」です。 このロックアップ条項は、大株主の大口の売りを防ぐことによって、上場後の株式の需給バランスを保ち、円滑な株価形成を促したい場合に設けます。
一般的に、売却制限の期間は半年です。 また、大株主との契約は新規上場企業ではなく、主幹事証券会社が取り結ぶのが通例となっています。
ロックアップ条項の有無は、上場目論見書の「募集または売り出しに関する特別記載事項」を見ればわかります。
□仕手戦