株主資本とはどのようなものですか?
株主資本というのは、貸借対照表で資産が負債を上回っている部分のことで、株主の持分を表します。
株主資本という言葉の由来は?
株主資本という言葉は、株主への利益配分がおろそかにならないようにという意識から、当時の谷村裕東証理事長が「株主勘定復活論」を唱えたのがきっかけといわれています。
企業会計基準委員会が2005年12月に公表した企業会計基準第5号「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」では、資産と負債の差額を「純資産」とし、このうち株主が払い込んだ資本と留保利益の合計のみを新たに「株主資本」と定義しました。
株主資本による混乱について
株主資本は、「純資産と株主資本は同じ」とする国際的な会計基準や従来の日本基準に反することから、財務諸表利用者などの混乱を招いています。 |