ブロックトレーディングというのは、機関投資家や銀行、事業会社などの大口投資家が株式持ち合いを解消したり、ポートフォリオを大幅に入れ替える際に出す大口の売り注文のことをいいます。 ただし、市場にそのまま注文を出すと、マーケット・インパクトが大きくなることから、証券会社は立会外取引で他の大口投資家の買い注文と付け合せたり、証券会社の自己売買部門がいったん注文を受け、自己の裁定取引のポジションに組み入れたりするケースが多いです。 なお、どれだけ大きなブロックトレーディングを受けることができるかというのは、証券会社の執行能力を表していますので、機関投資家などは証券会社を選別するのに重視しています。
粉飾決算というのは、会社が実際よりも利益を大きく見せたり、小さく見せる決算のことをいいます。 また、粉飾決算といった場合には、特に利益の過大表示を意味することが多く、過小表示の場合は「逆粉飾」として区別することもあります。
利益の過大表示は、次のような方法で行われます。 ■売り上げの水増し ■経費の圧縮 ■子会社の利用 ■決算方法の変更...など
□企業の社会的責任