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後配株について

後配株とはどのようなものですか?

後配株というのは、「劣後株」とも呼ばれますが、利益の配分※への参加順位が普通の株式より後位にある株式のことをいいます。

わかりやすくいうと、普通株式のあとに配当を受ける権利を持つものです。この後配株は、主として英国で採用されており、会社の発起人などに対して多く発行されます。

※配当や残余財産の分配のことです。

後配株による投資家のメリットは?

投資家にとって後配株は、普通株より発行価格が安く、またより多くの議決権を少ない資金で獲得できるというメリットがあります。

関連トピック
どのようになっていますか?

日本では1929年の地方鉄道法により、地方鉄道会社が路線延長のための資金調達に限りその発行が認められましたが、1938年の商法改正で、一般の会社も発行してもよいことになりました。

なお、後配株を発行する際には、後配株の発行、その内容、株数を定款に定めなければなりません。

どのようなときに後配株が発行されるのですか?

投下した資本がすぐに利益を生まないような場合には、普通の株式を発行したのでは配当を下げざるをえません。

このようなときに、普通の株式を持つ株主の利益を損なわないで資金を調達するために、後配株が発行されます。


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